shino さんの感想・評価
3.7
Knockin' On Heaven's Door
P.A.WORKS制作。
妖精×戦記傭兵ファンタジー。
かつて妖精は兵器だった。
この世界には動物に憑依することで、
不思議で強力な力を宿す妖精が存在する。
設定過多な傾向がある戦記ものですが、
ここで簡単に整理しておこう。
<<ポイント>>
先の大戦で軍事利用された妖精兵は、
戦争が終結しその役目を終えるはずが、
その強力さゆえに闇社会で流通し、
時の政府に反旗を翻す陣営では、
未だに強力な兵力のままである。
人には過ぎ足るこの「力」をどう扱うのか。
主要人物の幾つかの視点で語られていく。
物語の軸はこういったものだ。
物語は中盤を迎え、
{netabare}マーリヤ・ヴェロニカ・ウルフラン、
そしてレイドーンの過去が見え始める。{/netabare}
前クール視聴が大前提となるが、
この立ち上がりでようやく整理出来ましたね。
7話視聴追記。
歴史の深部が垣間見え真相が露わになる。
{netabare}アインツ教団なる古代宗教組織の暗躍。{/netabare}
最終決戦に向けて物語が加速されています。
最終話視聴追記。
勢いにやや陰りを見せていますが、
P.A.制作のダークファンタジーも、
一定の完成度にはなってきたと感じています。
{netabare}神獣による文明の一掃、世界の浄化。{/netabare}
世界観に興味がある方はお試しあれ。